2023年の大歩危小歩危の紅葉シーズンが近づいていますね。
徳島県三好市に位置するこの絶景渓谷は、国の天然記念物や名勝としても評価されており、紅葉の時期には多くの観光客で賑わいます。
遊覧船での巡りは人気ですが実は予約はできないという注意点があります。
この記事では最適な紅葉の時期や遊覧船の乗船について、訪問時のポイントや周辺の見どころなどを解説します。
大歩危小歩危の紅葉のピークはいつ?
大歩危小歩危の紅葉は毎年11月の中旬から下旬が最も美しい時期です。
私の体感的に11月20日あたりがピークになることが多いので、勤労感謝の日の前後で有給などを使って連休にして観光することもありました。
渓谷を彩るモミジやイチョウの葉が赤や黄色に染まり、清らかな水面や白い岩とのコントラストが絶景を生み出します。遊覧船からの眺めは、まるで美術品のような風景を楽しむことができます。
そういえは大歩危がやたら好きな人がいて、あの道はいつまでも走っていられるとまで言っていました。
車を停める場所はそんなに多くないので、大歩危小歩危の道をひたすら走るだけでも満足というところにちょっと共感したところもありますが、せっかく行くのであれば停められる場所に車を置いて、少し歩き回ってみることをおすすめします。
標高や場所などによって条件が変わるので後ほどおすすめスポットと時期について紹介しますね。
大歩危小歩危の遊覧船は予約はができないので注意
大歩危の遊覧船はレストラン「大歩危峡まんなか」近くから出発します。
乗船料金は大人1500円、子供750円(3歳~小学生)となっており、団体の場合は割引が適用されます。
遊覧船は随時運行されており、所要時間は約30分。
ただし遊覧船の予約はできず、先着順での乗船となります。
特に紅葉の季節は混雑が予想されるため、早めの訪問がおすすめです。
紅葉シーズンには団体さんが何組もいる可能性がある土日祝日を避けるのが一番の混雑回避となりますよ。
時間帯にもよると思いますが、一番乗りしていないと1時間程度は待つ可能性が高いですね。
時期別、大歩危小歩危周辺の見どころ
大歩危小歩危の周辺は観光地が多く、場所によって紅葉のタイミングが違っているのでいくつかおすすめポイントなどを紹介していきます。
私的にオススメなのは11月中旬の奥祖谷二重かずら橋でした。
平日に行くとそんなに混雑もしていないし、低い方のかずら橋もかなりスリルがあるので(笑)
10月上中旬の紅葉の名所
剣山・次郎笈
西日本に位置する剣山は、多くの山好きに知られる場所です。
徳島県の紅葉の始まりはこの剣山の頂上から。
10月上旬から徐々に紅葉が進行し、山の麓まで広がっていきます。特に、登山リフトのスタート地点周辺は10月下旬までの見頃となっています。
剣山の紅葉見頃について詳しく見る↓
剣山もみじ祭り
紅葉のシーズンに合わせ、10月に「剣山もみじ祭り」が開催されます。
オープニングセレモニーでは、伝統的な三味線餅つきが行われ参加者にはお餅が提供されます。
10月下旬~11月中旬の紅葉の名所
奥祖谷二重かずら橋
奥祖谷の深い山々に囲まれた場所にある二重かずら橋。
剣山の紅葉が中腹に移る頃、この地域も色鮮やかな紅葉が広がります。
男橋と女橋という名前のついた2つのかずら橋があり、その周辺の紅葉とのコントラストは圧巻の一言です。
祖谷渓・ひの字渓谷
祖谷渓は、平仮名の「ひ」の形状をしていることから、この名前がつけられました。
断崖絶壁に立つ小便小僧の像は紅葉の中で特に目を引く風景となっています。
この像には昔の勇者たちの試練の伝説が残されているそうですよ。
竜ヶ岳
松尾川の中流部に位置する竜ケ獄は断崖が連なる美しい景観の地です。
夕日が映える風景は訪れる人々を魅了します。
高の瀬峡
県立高越自然公園には、奥野井谷川上流に高越渓谷が広がっています。
特に紅葉の時期は四国でも最も美しいと言われる場所の一つです。
11月上中旬の紅葉の名所
祖谷のかずら橋
平家の伝説が残る祖谷地域にあるかずら橋は、歴史と自然の美しさを併せ持つ場所です。
この橋を渡る際のスリルを楽しむことができます。
こちらのかずら橋は奥祖谷のかずら橋と違ってそんなに怖いということはありませんし、琵琶の滝などもあってかなり観光地という風になっていますね。人も多いです。
周辺の観光スポット
「フォレストアドベンチャー祖谷」では、ツリートップコースやキャニオンジップスライドを楽しむことができます。
長さ350メートルのジップラインは、冒険心をくすぐるアトラクションとなっています。
大轟の滝
落差約20mの大轟の滝は、四季折々の美しさを楽しむことができる場所です。
いつ行っても綺麗ですが特に紅葉シーズンがおすすめの滝です。
大釜の滝
日本の滝百選にも選ばれている大釜の滝は、新緑や紅葉の時期には特に美しさを増します。
道が狭く車を停められる場所が少ないのがネックですが、とても綺麗ですよ。
大歩危→大釜の滝→大轟の滝という風に回ってみてはいかがでしょう。
11月中下旬の紅葉の名所
大歩危・小歩危
吉野川中流の渓谷には紅葉の美しい風景が広がっています。
遊覧船からの眺めは特におすすめです。
とびの巣峡
とびの巣峡は清流と急峻な岩肌が特徴的な渓谷です。紅葉の季節には、この岩肌と紅や黄に染まる木々のコントラストが絶景となります。
ちょっとした紅葉の穴場スポットと呼んでいい場所だと思います。
祖谷の温泉がおすすめ
祖谷地域には温泉地が点在しており、紅葉狩りの後には温泉でのんびりとした時間を過ごすことができます。
また、地元の郷土料理を味わうのもおすすめです。
松尾川温泉が他よりダントツに安くて良いと思います。
まとめ
大歩危小歩危の紅葉は、11月中旬から下旬が最も美しい時期です。
特に遊覧船でその美しさを堪能することができますが、予約も不可能で混雑が予想されるため、一番乗りするくらいの勢いで向かった方がいいと思います。
大歩危周辺は1つ1つ距離が離れているものの、とても綺麗な紅葉を楽しめるところばかりなので2日くらいかけてゆっくり回るというのもいいですね。
ただ予約が取れないことが多いのでできれば9月までには宿の予約を完了するつもりで計画を立てていた方が、遠方の方は安心して観光できると思いますよ。
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