寒霞渓は小豆島に位置し、その絶景は紅葉の季節に多くの観光客でにぎわいます。
ロープウェイや登山道を利用して美しい渓谷と紅葉を楽しむことができますが、混雑を避けたい方には山頂まで車でアクセスする方法があります。
時間に縛られず寒霞渓の山頂へ行けるし、そちらの方が駐車場も広いので混み合う紅葉シーズンを楽しむには戦略が必要になります。
この記事では、寒霞渓山頂への車でのアクセス方法、駐車場情報、そして混雑対策について詳しくご紹介いたします。
寒霞渓山頂への車でのアクセス方法
寒霞渓へのアクセスは小豆島の各港から車で約40分ほどで可能です。
ロープウェイをご利用になる場合、麓に位置する紅雲亭(こううんてい)の駐車場に車を駐車できますが、こちらの駐車場には約40台分のスペースしかありません。
また、ロープウェイのご利用にあたり、待ち時間が長くなることもあるかもしれません。
そのため、混雑を避けたい方には山頂まで直接車でアクセスすることをおすすめします。
山頂には無料の駐車場が設けられ、約200台分のスペースが用意されています。山頂からは2つの展望台から渓谷と紅葉を一望できます。
また車で行くとロープウェイを利用して下山した場合にそのまま帰れないので、その点には注意した方がいいですね。
山頂への道路は狭くカーブが多いため、対向車など運転には十分な注意が必要です。
特に、大部港からの県道31号線や福田港からの県道246号線は道幅が狭いため、草壁港からの県道29号線を利用されることをおすすめします。
山頂からロープーウェイで降りて登るルートもアリ
寒霞渓山頂に車を駐車してロープーウェイで降って、またロープーウェイで登るという人もいるようで、やはり紅雲亭の駐車場に停められないことが多いためそのような楽しみ方になるということ。
自分もそうするかな。
寒霞渓の駐車場は無料、ロープーウェイの時間と料金は?
寒霞渓の駐車場は2つともに無料なので今のところ特別料金などはありません。
ロープーウェイは紅葉シーズンとそうではない時で料金が多少違っています。
期間 | 区分 | 往復 | 片道 | 一日乗車券 |
---|---|---|---|---|
A 期間 3月21日~10月31日 12月1日~12月10日 | 大人 (中学生以上) | 2,340円 | 1,300円 | 3,000円 |
小人 (小学生) | 1,170円 | 650円 | 1,500円 | |
B 期間 11月1日~11月30日 | 大人 (中学生以上) | 2,700円 | 1,500円 | - |
小人 (小学生) | 1,350円 | 750円 | - | |
C 期間 12月11日~3月20日 | 大人 (中学生以上) | 2,160円 | 1,200円 | 3,000円 |
小人 (小学生) | 1,080円 | 600円 | 1,500円 |
団体料金は安くなります。(30人〜です)
普通団体
期間 | 区分 | 30人以上 | 100人以上 | ||
---|---|---|---|---|---|
往復 | 片道 | 往復 | 片道 | ||
A 期間 3月21日~10月31日 12月1日~12月10日 | 大人 | 2,110円 | 1,170円 | 1,870円 | 1,040円 |
小人 | 1,050円 | 580円 | 930円 | 510円 | |
B 期間 11月1日~11月30日 | 大人 | 2,430円 | 1,350円 | 2,160円 | 1,200円 |
小人 | 1,210円 | 670円 | 1,080円 | 600円 | |
C 期間 12月11日~3月20日 | 大人 | 1,950円 | 1,080円 | 1,730円 | 960円 |
小人 | 970円 | 540円 | 860円 | 480円 |
学生団体
期間 | 区分 | 30人以上 | 100人以上 | ||
---|---|---|---|---|---|
往復 | 片道 | 往復 | 片道 | ||
A 期間 3月21日~10月31日 12月1日~12月10日 | 小学生 | 820円 | 470円 | 700円 | 380円 |
中学生 | 1,470円 | 840 | 1,280円 | 730円 | |
高校生 | 1,630円 | 890円 | 1,400円 | 770円 | |
B 期間 11月1日~11月30日 | 小学生 | 950円 | 550円 | 810円 | 440円 |
中学生 | 1,700円 | 970円 | 1,480円 | 840円 | |
高校生 | 1,880円 | 1,030円 | 1,610円 | 900円 | |
C 期間 12月11日~3月20日 | 小学生 | 760円 | 440円 | 650円 | 350円 |
中学生 | 1,360円 | 780円 | 1,190円 | 680円 | |
高校生 | 1,510円 | 820円 | 1,300円 | 720円 |
期間 | 営業時間 | 始発 | 最終便 |
---|---|---|---|
03/21~10/20 | 8:30~17:00 | 8:36 | 17:00 |
10/21~11/30 | 8:00~17:00 | 8:00 | 17:00 |
12/01~12/20 | 8:30~17:00 | 8:36 | 17:00 |
12/21~03/20 | 8:30~16:30 | 8:36 | 16:30 |
寒霞渓の穴場駐車場+紅葉α情報
穴場としておすすめする駐車場は、寒霞渓から少し離れた「佛ケ滝」にある駐車場です。
佛ケ滝は小豆島八十八ヶ所霊場の一つで、崖をくりぬいた中に本堂があります。
こちらの駐車場は無料で、約20台の車を駐車できます。佛ケ滝から寒霞渓までは車で約10分ほどの距離ですし、佛ケ滝自体にも見どころがたくさんありますので、寒霞渓観光の途中で訪れてみるのもおすすめです。
佛ケ滝の紅葉シーズンは、小豆島の自然美が最も輝く11月上旬から下旬にかけて訪れる価値がありますよ。
この季節になると山々は鮮やかな赤、黄、オレンジなど多彩な色彩に染まり、まさに絶景が広がります。
佛ケ滝周辺には、ブナ、モミジ、カエデなどの紅葉植物が豊富に点在し、その美しさは目を見張るものがあります。特に注目すべきは本堂前にそびえる巨大なモミジの存在ですね。
この立派なモミジは、高さ約15m、幹回り約3mという圧倒的なスケールを誇り、その樹齢は300年以上にも及ぶと伝えられています。
秋になるとこのモミジは鮮やかな紅葉に包まれ、本堂とのコントラストが非常に美しい光景が広がります。
穴場駐車場としてではなく、佛ケ滝で紅葉を楽しむための情報
本堂内を拝観することができて、本堂は岩山をくりぬいて造られいて奥には薬師如来が祀られています。
シャッターが閉まっていて奥へ進むことはできませんが、その洞窟の雰囲気を感じることができます。
また本堂から少し左に進むと、御加持石(ごかじいし)があります。
この御加持石は、不思議な霊力を持ち、子宝や良縁を願う人々にとってご利益があるとされています。
訪れた人は、光明真言を七回唱えながら目を閉じ、手に取った小石を持ち帰り、朝晩に光明真言を唱えながら祈りを捧げると良いと伝えられています。
さらに鐘楼堂からの景色も楽しむことができます。
御加持石の奥にある鐘楼堂は、近代的でアート的なデザインが特徴的な建物です。
階段を上り、鐘楼に足を踏み入れれば、山岳霊場らしい壮大な景色が目の前に広がります。岩峰が連なるその風景は、まさに心に残る一瞬となることでしょう。
佛ケ滝の紅葉シーズンは美しい自然と歴史的な建造物、そして静寂な雰囲気が調和する場所として、訪れる価値があるスポットです。寒霞渓を訪れる時には立ち寄っておきたいものです。
↓寒霞渓への各方面からのアクセス方法や見どころを紹介していますよ。
寒霞渓の紅葉シーズン|駐車場の混雑状況
寒霞渓は紅葉のシーズンになると多くの観光客でにぎわいます。
特にロープウェイや登山道は混雑し、待ち時間や混雑に巻き込まれる可能性が高いです。
ロープウェイの待ち時間が1時間以上になることもあり、登山道もすれ違いが難しいほど混雑します。
混雑が最も激しいのは午前10時から午後2時ごろです。
この時間帯は関西地域からの日帰りツアー客が集中するため、ロープウェイや登山道が混雑します。平日でも多くの団体客が訪れるため、週末とほとんど変わりません。
混雑を避けるために以下の方法があります。
• 早朝に訪れる。ロープウェイは午前8時半に営業を開始するため、朝早く行けば混雑を回避できます。
• 夕方に訪れる。午後3時以降に行けば、ロープウェイや登山道も比較的空いています。ただし、日が早く沈むので注意が必要です。
• 車で山頂までアクセスする。前述の通り、車で山頂に直接行けば、ロープウェイや登山道の混雑を避けられます。また、山頂からの景色も素晴らしいです。
もし遅い時間に紅葉を見る時はロープーウェイの時間も計算に入れて行動しないと悲惨なことになりますので、その部分を忘れないように気をつけて下さい。
寒霞渓は2023年の秋にプロジェクションマッピングを行うのでチェックしてみて下さい↓
まとめ
寒霞渓は小豆島の素晴らしい観光スポットであり、紅葉の季節にはその美しさが最も際立ちます。
ロープウェイや登山道を利用して楽しむこともできますが、混雑を避けたい方には車で山頂までアクセスする方法がおすすめです。山頂からロープーウェイで降って、登って山頂から帰るというルートですね。
朝早い時間か、ちょっと遅めの時間が狙い目ですが、やはり早朝かなと私は思います。
紅葉の見ごろは通常、11月上旬から12月上旬までです。
ぜひ一度訪れて、この美しい景色を楽しんでください。
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