日本三大渓谷の一つである寒霞渓の紅葉。
2023年の見頃時期や混雑状況、アクセス方法などについて詳しくご紹介します。
紅葉シーズンは混雑することで有名で、また色々なルートを楽しめるので何度来てもいい場所だと思います。
回りたいルートを決めて作戦を立てておくことで混雑回避をして紅葉を楽しむことができるはず!
寒霞渓の見頃時期
寒霞渓の紅葉の見頃時期は、10月下旬から11月下旬までが一般的ですが、最も美しい紅葉が楽しめるのは11月上旬から中旬です。
この時期、モミジやカエデなどの落葉樹が鮮やかな赤や黄色に染まり、常緑樹の緑とのコントラストが魅力的です。山の高低差もあり、長い期間紅葉を楽しむことができるので何回でも楽しめると思います。
山頂付近が紅葉する時期は11月上旬くらいなので、それに合わせてスケジュールを組むと良いでしょう。
渓流や滝の水音と紅葉の色彩が調和し、まるで絵画のような景観が広がります。
寒霞渓の紅葉時期の混雑
寒霞渓は紅葉スポットとして非常に人気が高く、特に土日祝日や連休の期間は混雑が予想されます。
駐車場や周辺道路が混雑することもありますので、混雑を避けるためには平日や早朝、夕方に訪れることをおすすめします。
有名な場所なので平日でも団体客などがいて混雑しているため、常に混んでいると考えておいた方が良さそうですね。早朝行動作戦がおすすめ。
また紅葉の見ごろは天候や気温によって変動するため、事前に紅葉情報を確認することも大切です。
寒霞渓は2023年、プロジェクションマッピングをするそうです。
情報をチェックしてみてはいかがでしょう?↓
寒霞渓へのアクセス
寒霞渓へのアクセス方法は、公共交通機関や自家用車を利用することができます。
公共交通機関を利用する場合、新岡山港や高松港からフェリーで小豆島に渡り、小豆島内ではバスやタクシーを利用して寒霞渓入口までアクセスできます。
寒霞渓入口からはロープウェイを利用して山頂駅まで行くことができますし、自家用車を利用する場合も、岡山駅や高松駅からフェリーで小豆島に渡り、小豆島内の道路を経由して寒霞渓入口までアクセスできます。
車だと各港から20分〜40分程度で到着します。
池田港からバスでアクセス
小豆島の池田港から出発するルート。
寒霞渓急行線(季節運行)に乗車し、終点の紅雲亭で下車します。
「池田港ターミナル前→小豆島ふるさと村→オリーブ公園口→草壁港→草壁本町→草壁公民館前→神懸通→内海ダム前→猪谷→紅雲亭」
所要時間は約30分程度です。
土庄港からバスでアクセス
坂手線・南回り福田線(下り)行きでオリーブ公園口または草壁港にて寒霞渓急行線に乗り換えし終点の紅雲亭下車します。
「土庄港→平和の群像前→西本町→土庄本町→オリーブタウン前→八幡橋前→双子浦→入 部→西蒲生→小豆島中央高校前→井上誠耕園らしく園前→池田港ターミナル前→池田内科クリニック(池田港前)→東洋オリーブショップ前→迎 地→小豆島中央病院→池田大池前→丸 山→赤 坂→竹 生→オリーブヶ丘→オリーブ公園口(寒霞渓急行線乗り換え)→水 木→小豆島ユースホステル前→日 方→清 水→草壁港(寒霞渓急行線乗り換え)」
この通り、土庄港からのバスルートは見るだけでもかなりの移動が必要で、その所要時間も1時間10分程度と池田港と比較して2倍以上かかります。
四国に住んでいる方は池田港からスタートしたいものですね。
神戸港から坂手港バスルート
「坂手港ターミナル前→坂手港→見 晴→古 江→ベイリゾートホテル前→芦ノ浦→丸金前→苗 羽→馬 木→安 田→小豆島中学校前→小豆島町役場前→草壁本町(寒霞渓急行線乗り換え)」というルートになります。
車を乗せて行ったほうが明らかに便利ですが、バスで行く方はこのルートです。
姫路港から福田港バスルート
「福田港→福田西→金神前→ゴルフ場前→当 浜→天狗岩→岩ケ谷→岩ケ谷漁港→南風台→橘→橘 上→橘新団地前→安田上→牟礼病院前→安 田→小豆島中学校前→小豆島町役場前→草壁本町(寒霞渓急行線乗り換え)」というルートになります。
同じく車を乗せて行ったほうが明らかに便利ですが、バスで行く方はこのルートです。
日生港から大部港バスルート
「大 部→中ノ口→田 井→タカラ学園前→琴 塚→大坂城残石記念公園→小 海→見 目→屋形崎→東馬越→馬 越→小豆島大観音前(しあわせの駅)→小馬越→黒 岩→上 庄→北 山→土庄中学校前→八幡橋前→オリーブタウン前→八幡橋前→双子浦→入 部→西蒲生→小豆島中央高校前→井上誠耕園らしく園前→池田港ターミナル前(寒霞渓急行線乗り換え)」
こちらも車を乗せて行ったほうが明らかに便利ですが、バスで行く方はこのルートです。
関西方面から来る方はバスよりも車の方が時間的にも肉体的にも楽ですね。福田港や大部港、坂手港付近でレンタカーも借りられるのでそちらを検討してもいいかもしれません。
小豆島のレンタカー
各港でレンタカーを借りられるので、バスよりも車で回りたい場合は以下のレンタカー会社に問い合わせてみて下さい。
島なので車が圧倒的に便利ですが、紅葉シーズンともなれば予約が取れない可能性があるので、予約は早めにしておきましょう。
・エンジェルレンタカー
http://www.angel1428.sakura.ne.jp/dish.html
・マリンレンタカー
https://www.shikokuferry.com/rentacar
・小豆島観光レンタカー
https://shodoshima-rentacar.com/
・オリックスレンタカー
https://car.orix.co.jp/shops/?shops_pk=656
寒霞渓の見どころ
寒霞渓には見どころがたくさん。
まず、ロープウェイを利用して山頂まで上がり、渓谷の美しい景色を一望することができます。
山頂には展望台もあり、瀬戸内海や小豆島の風景を楽しむことができますし、かわら投げという風習もあり、第二展望台からかわらを投げることで幸運を願うことができます。
↓寒霞渓の山頂へは車でもいけますので、紅葉シーズンの混雑対策にお読み下さい。
ここまでは普通にロープーウェイや車を使って行くことで楽しめますが、ここからは歩きで楽しむルートや見どころをお伝えします。
寒霞渓の裏八景ルート
裏八景の散策は、寒霞渓ロープウェイ山頂駅から始まります。
※2時間程度の行程ですが、下りなので不安な人はトレッキングポールがあると楽になるはずです。本格登山靴までは必要ないのですが、クッションが効いたシューズがいいですね。
この山頂駅から約1.8キロメートルの距離を下り、高低差約400メートルを楽しむことができます。この道のりには、絶景と自然が広がっています。
山頂駅から降りる道は魅力的なスポットが点在し、一歩一歩が新たな発見となるはずです。
登山道に沿っては、自然の美しさに包まれた滝や奇岩、そして色とりどりの紅葉が楽しめます。特に紅葉シーズンには、紅葉の絨毯が道を覆っていることもあり大変美しい光景が見られます。
裏八景の登山口からは、ロープウェイを利用してまた山頂駅まで戻ることができます。
これにより登山者は往路と異なる角度から景色を楽しむことができ、新たな視点で寒霞渓の美しさを堪能できます。また、登山の疲れを癒すために、ロープウェイの中でくつろぐ時間も楽しむことができます。
裏八景のスタート地点である寒霞渓ロープウェイ山頂駅から始まる散策は、自然愛好家や紅葉の美しさを楽しむ人々にとって、忘れられない体験となることでしょう。
↓ここからは寒霞渓の裏八景紅葉シーズンの見どころです。
鹿岩(しかいわ)
鹿が右側の山並みを見ているような形をした岩。
紅葉シーズンには、鹿岩の背後に広がる赤や黄色の紅葉が、まるで鹿が紅葉を楽しんでいるように美しい景色を演出します。
ここからは寒霞渓の渓流や滝も見ることができ、紅葉と自然の調和が楽しめます。
松茸岩(まつたけいわ)
太古の火山活動でできた巨大な天然アーチ。
紅葉シーズンには松茸岩周辺にモミジやカエデなどの紅葉が美しく広がり、その絶景は圧巻です。
松茸岩の下をくぐると瀬戸内海や小豆島の島々を一望でき、大自然の壮大さを感じることができます。
石門(せきもん)
岩肌にできた天然の岩窟で、大師洞や不動明王が鎮座しています。
紅葉シーズンには石門の入口に紅葉が彩りを添え、神秘的な雰囲気が漂います。
石門の中は涼しく、訪れる人々に静寂と癒しをもたらしてくれます。
石門洞(せきもんどう)
石門の奥に広がる洞窟からは、渓谷や海が一望できます。
紅葉シーズンには石門洞から見える紅葉が美しく映え、幻想的な風景が広がります。
石門洞は、寒霞渓裏八景の中でも最も高い位置にあり、その眺望は絶景と呼ぶにふさわしいものです。
大亀岩(たいきがん)
亀の甲羅のような形をした岩。
紅葉シーズンには大亀岩の上に紅葉が美しく広がり、まるで亀の背中に紅葉が広がっているかのような景観が楽しめます。
大亀岩からは、寒霞渓ロープウェイ山頂駅や展望台が見渡せ、小豆島の大自然を満喫できます。
幟岳(のぼりだけ)
幟(のぼり)を立てたような形をした岩。
紅葉シーズンには幟岳の先端に美しい紅葉が飾られ、その風景は圧巻です。
幟岳からは、小豆島最高峰の星ヶ城山や瀬戸内海の青が一望でき、自然の壮大さに感動します。
螺貝岩(ほらがいいわ)
螺貝(ほらがい)のような形をした岩。
紅葉シーズンには螺貝岩の穴から美しい紅葉が覗いているように見えます。
螺貝岩からは、寒霞渓ロープウェイ山頂駅や展望台が見え、紅葉の美しさと自然の景観が調和します。
二見岩(ふたみいわ)
二つに分かれた岩。
紅葉シーズンには二見岩の間から美しい紅葉が顔を出し、その風景は幻想的です。
ここからは寒霞渓ロープウェイ山頂駅や展望台が望め、小豆島の自然美を感じることができます。
寒霞渓の裏八景は、紅葉シーズンに訪れる価値があるスポットばかりです。美しい紅葉と壮大な自然景観を楽しむために、ぜひ訪れてみてください。
寒霞渓表十二景ルート
紅雲亭から出発すると約1.3キロメートルの距離を登り、高低差は約300メートルになります。
この登山コースは、途中で美しい絶景と自然を満喫できる素晴らしいコースです。
小豆島の寒霞渓に広がる美しい表十二景、それぞれの景勝地が紅葉の美しさと調和した幻想的な風景を訪れる人々に提供します。それぞれの景勝地を紅葉シーズン向けに詳しくご紹介します。
通天窓(つうてんそう)
この岩は山頂にあり、大きな穴が開いています。
紅葉シーズンには穴から覗く紅葉が魅力的です。
通天窓からは、美しい瀬戸内海と小豆島の島々を一望できます。
紅葉と海のコントラストは格別です。
紅雲亭(こううんてい)
ロープウェイの乗り場や駐車場がある場所で紅葉が紅雲亭を彩ります。
ここからはロープウェイで山頂駅まで快適にアクセスできます。
錦屏風(きんびょうぶ)
この場所は壮大な岩壁で知られており、紅葉がその岩肌を美しく彩ります。
錦屏風からは寒霞渓の渓流や滝を楽しむことができます。
玉旬峰(ぎょくしゅんほう)
丸い岩の上に立つ松の木が、紅葉とのコントラストを魅せます。
ここからも山頂駅や展望台が見え、景色が広がります。
層雲壇(そううんだん)
岩が層状に積み重なっており、紅葉が岩々の隙間から覗いています。
小豆島の美しい山々や瀬戸内海を一望できます。
烏帽子岩(えぼしがん)
烏帽子を被ったかのような形状の岩です。
紅葉との組み合わせは美しく、寒霞渓の展望台や山頂駅を望むことができます。
画帖石(がちょうせき)
岩の表面には、まるで絵のように紅葉が広がります。
画帖石からは、寒霞渓の美しい景色が広がります。
女蘿壁(じょらへき)
岩が女性の髪飾りのような形状をしており、その先端にも紅葉が飾られています。
景色を楽しむには最適なスポットです。
鳥帽子岩(とりえぼしがん)
鳥帽子を被ったような岩です。
鳥帽子岩の上に広がる紅葉と景色を同時に楽しむことができます。
四望頂(しもちょう)
四方向に展望できる展望台で、紅葉が周囲を彩ります。
寒霞渓の美しい景色や周辺の山々、瀬戸内海を堪能できます。
鮮衣峰(せんいほう)
色鮮やかな紅葉が鮮衣峰の岩肌を美しく飾ります。
ここからも山頂駅や展望台が見え、景色の美しさに魅了されることでしょう。
猿面岩(えんめんがん)
岩が猿の顔のような形状をしており、その表面に紅葉が広がります。
寒霞渓の美しい景色を楽しむには最適な場所です。
寒霞渓の表十二景は、紅葉の季節に訪れる価値があります。美しい自然景観と紅葉の色彩が調和し、心に残る体験を提供してくれます。ぜひこの美しい景色を堪能しに訪れてみてください。
まとめ
小豆島の秋の美しさを満喫するなら、寒霞渓の紅葉シーズンが最適です。
ロープーウェイの他に登山コースが2つあり、表十二景ルート、裏八景ルートなどさまざまな楽しみ方ができることが寒霞渓の魅力ではないでしょうか?
可能な限り混雑を避けつつ、自然の美と日本の風物詩である紅葉を楽しむために計画的な訪問を心がけましょう。
あと、関西方面からフェリーで来られる方はバスよりもレンタカーや自家用車がお勧めです。
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