【こどもの日と端午の節句のお祝い】
毎年5月5日は、子どもたちの健やかな成長を願って「こどもの日」として祝われます。
この日はまた、「端午の節句」としても知られており、特に男の子の成長と健康を祝う日として家庭で広く認識されています。
この風習の一環として、鯉のぼりを飾る習慣がありますが、その正しい飾り付けと撤去のタイミングについてご紹介します。
【鯉のぼりとは】
鯉のぼりは、鯉の形を模した旗で、子どもたちの明るい未来と成功を願って外に掲示されます。
布や紙で作られ、風になびくとまるで空を泳ぐ鯉のように見えることから、鑑賞の対象ともなっています。
最近では、住環境に応じて小さな鯉のぼりを室内やバルコニーに飾る家庭も増えています。
【鯉のぼりを飾る適切な時期】
鯉のぼりは特に端午の節句の日である5月5日に合わせて飾られますが、その期間は1日だけに限定されるわけではありません。
多くの家庭では春分の日を過ぎた頃から、4月中旬にかけて飾り始めることが一般的です。
これは3月20日から4月20日までの期間が目安となりますが、地域や家庭によっては以下のような風習があります:
- ひな祭りが終わった直後に飾り始める
- 春のお彼岸が終わると同時に設置する
- 端午の節句の約一週間前から飾り始める
- 春分の日から4月中旬の晴れた日を選んで飾る
設置は、ひな祭りが終わった後から4月末にかけてが良いでしょう。
5月4日に慌てて飾る「一夜飾り」は縁起が悪いとされています。
また、ひな人形と同時に飾る必要はありませんが、ひな人形を片づけてから鯉のぼりを飾る家庭が多いです。
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【鯉のぼりの撤去時期】
鯉のぼりを撤去する具体的な期間は定められていませんが、多くの家庭では5月中旬に撤去を始めます。
一般的には5月10日から20日の間が適切とされていますが、地域や家庭によっては5月5日直後に撤去する場合や、6月初旬まで飾り続ける場合もあります。
撤去する際は天候を考慮し、雨の少ない日を選ぶことが重要です。
梅雨を迎える前に撤去し、鯉のぼりを適切に保管することで、翌年も美しい状態で飾ることができます。
【まとめ】
鯉のぼりを飾るのは、一般的に春分の日を過ぎた3月20日から4月20日の間が適期であり、撤去は5月10日から20日の間が良いとされています。
しかし、最早の場合はひな祭りの直後から、最遅の場合は6月初旬までの期間、鯉のぼりを楽しむことが可能です。
撤去が遅れたとしても、ひな人形と同様の言い伝えはないので、天候を見て慎重に撤去し、次の年に備えて大切に保管しましょう。
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